あらすじ「ハナニアラシノタトエモアルゾ/〈サヨナラ〉ダケガ人生ダ」(訳詩「勧酒」).諧謔と哀愁に満ちた言葉を自在に駆使し,独自の詩世界を切りひらいた井伏鱒二(1898―1993).「散文が書きたくなくなるとき,厄除けのつもりで」書いたという詩を集めた『厄除け詩集』に,初期の作品を加えた決定版全詩集.解説=東郷克己/穂村弘.