あらすじ近代日本を代表する詩人の,自らへの自負と揶揄,表現者としての存在の不安がみなぎる作品の数々は,どこからやってきたのか.自身実作者ならではの繊細な視点で,詩や詩集誕生の瞬間(過程?)を目撃者の証言のように鮮やかに読み解く.生誕一一〇年,没後八〇年の今,研究の最新成果をも存分に盛り込んだスリリングな一冊.