あらすじ四国松山の中学生高浜虚子(1874-1959)は,当時帝大生であった正岡子規とその友人夏目漱石に出会う.師との短いが濃密な人間関係-「子規居士と余」.虚子主宰の「ホトトギス」に「吾輩は猫である」を発表し文壇にデビューしてゆく漱石-「漱石氏と私」.2人の希有な巨人との交流を綴る虚子ならではの回想録2篇を収録.