あらすじ「『詩の本』といういささか素っ気ない題名を深読みする人もいるかもしれません.〈本〉には,もとになるもの,手本,根本,本当などの意味があるからですが,私としては単純に書物の意味でつけました.人間活動のさまざまな分野にわたる書物が,書店の店頭にもネット上にも溢れていますが,その中でこれはマンガでも小説でも株の買い方でもファションでもグルメでもない,詩と呼ばれるなんの役にも立たない言葉が印刷されている本ですよ,それでも買ってくれるんですかと念を押したい気持ちなのです.」