あらすじ「結婚式に招かれても,祝辞の代わりにお祝いの詩を読むことが多い.何か意見を求められても,詩の形で書くほうが言いたいことが言えると思う.どうも私は生まれつき詩人なのではないか,これは自惚れではなく自戒である.詩というものの,不人情につながりかねない「非人情」(『草枕』における漱石の言葉)に,私は苦しめられてもいるからだ.」