あらすじ「作者自身には意外と自作が見えていないものだ.自選自輯ばかりが良いとは限らない.たとえば同時期に書いた連作をばらばらにしてしまうなどという芸当は,自分ではなかなかできない.……計らずも三篇の悼詩が本集に含まれることになった.詩が死に親しむことで生へ向かうものであることを,少しずつ私は信じ始めている.」