あらすじ大化改新前夜,クーデターによる暗殺をきっかけに「滅亡」したとされる蘇我氏.仏教導入をすすめ,推古天皇の信頼も厚く,「大臣」として政権を支えた蘇我馬子を筆頭に,ヤマト王権の紛れもない中心であった一族は,なぜ歴史から姿を消したのか? その後の藤原氏の台頭までを視野に,氏族からみた列島社会の変化を描く.