あらすじ「私は教師でも牧師でも神学者でも何んでもありません」.内村の思想・行動の中核をなす信仰とは学問的真理ではなく,自身の生に根ざした「事実」であった.なぜ信じるのか,なにを祈るのか――1900年,「ただの普通の信者」として率直な言葉で語られた理想的人間・社会論は,今なお新鮮である.(注・解説=鈴木範久)