あらすじ「ああ小,小,男子など何でもない!」公家の姫君から女盗賊へ,戦国末世を流転する美貌の烈女いちご姫.二葉亭四迷と並ぶ言文一致の先駆,山田美妙(1868-1910)の新奇華麗な文体に明治の世は目をみはり,若き美妙は一躍文壇の寵児となった.挿絵の裸体画が論争を巻き起こした「蝴蝶」,「武蔵野」「笹りんどう」と同時代評を収録.注・資料を収録.