あらすじ明治から大正にかけ,一攫千金を夢みて遙か南の島々へ渡る日本人がいた.狙う獲物はアホウドリ.その羽毛が欧州諸国に高値で売れるのだ.密猟をかさね,鳥を絶滅の危機に追い込みながら,巨万の富を築く海千山千の男たち.南洋進出を目論む海軍や資本家らの思惑も絡んで,帝国日本の拡大が始まる.知られざる日本近代史.[口絵2ページ]