あらすじ政治に対する倫理の優位を信じ望ましい政治秩序を構想する,変革の思想としてのユートピアニズム.現実を分析し,そのユートピアニズムの偽善を暴くリアリズム.戦間期二十年の国際政治に展開した理想主義と現実主義の相克と確執に分析のメスを入れ,時代と学問の力動的関係を活写する,二十世紀国際政治学の記念碑.(新訳)