あらすじ目覚めると,そこは22世紀のロンドン――緑したたり,水は澄み,革命ののち人々が選びとった「仕事が喜びで,喜びが仕事になっているくらし」に,驚き戸惑いつつ触れてゆく「わたし」.社会主義者にして美術工芸家モリス(1834―96)のあらゆる実践と批判,理想と希望が紡ぎ出す物語.清新な訳文に,豊富な訳注を付す.(新訳)