あらすじドラマは人生であり,それは発端,葛藤,終結の三段階で構成される.著者がそれに気づくには,貧乏と戦争とさまざまな不幸に加え絶えざる研鑚が必要だった.現像場の便所の落し紙に印刷された脚本を熟読し,小津安二郎,溝口健二,内田吐夢らの映画つくりから直接学んだドラマと人生の核心.92歳にして初心に立ち返る.