あらすじ紺絣に丸笠,手ぬぐい頬かむりの盲目の女性が,門々を巡り歩き三味線伴奏で唄う――関八州・甲信越を中心に活躍した旅芸人,瞽女は,縁起物の門付け唄から人情話や時事ネタの語りものまで,芸能の最新流行を絶えずレパートリーにして渡世を凌いだ.その芸と生業,とりまく社会の姿を掘りおこし,「歌を聴く」文化を考える.