あらすじES細胞ねつ造が,韓国の社会をゆるがした.国内でも国立大学や一流研究所における論文ねつ造・データ改ざんの疑惑,研究費の不正運用が,世間を騒がせ科学システムを脅かす.社会からの要請を前に,病的症状を現しているかに見える科学は,今後どのようにあるべきか.研究の第一線にあった著者が,問題の根源から考察する.