あらすじ言葉を愛した人・加藤周一は,生涯に膨大な書物を読み,書き,そして語り続けた.それはまた,動乱の二十世紀を生きぬきながら,日々の体験を深く考え,問い直し,表現する生でもあった.同時代を生きてきた著者が,我々の未来への歩みを支える力強い杖として,今ひとたび彼の言葉を読み直しつつ,その全体像にせまる.