あらすじ「生きた哲学は現実を理解し得るものでなくてはならぬ」(九鬼周造).なぜ今日の空は美しいのか,なぜあの人が死なねばならなかったか──哲学の問いはつねに日常の中から生まれ,誰にとっても身近なものである.古今東西の思想家の言葉をたどりながら,読者一人ひとりの思索の旅へのヒントを提供する.