あらすじ「破綻」や「国債暴落」という警告の言葉に脅え,財政を「再建」することが,本当に社会に共通の善なのか.尊厳と信頼の社会を構築するための財政の条件とは何か.赤字の原因を日本社会の構造から解き明かし,「ユニバーサリズム」の視点から,受益と負担の望ましいあり方,そして新しい財政のグランドデザインを提言する.