あらすじ「人災」とされる福島原発事故.「人災」対「天災」という分類は,未曾有の大災害の真実を尽くしきれているだろうか.本書は,戦前から連綿と続く,日本社会に根をおろした「構造」にあえて眼を向ける.その「構造」から,科学技術と社会のあいだの危機のメカニズムを解明する.そして,問題克服の道筋をさぐる.