あらすじ四国88カ所.金剛杖を手に,1400キロをひたすら歩く.土地の人から受ける「お接待」が心にしみる.-人はなぜ四国をめざすのだろうか.いま,ひとりのお遍路として四国路をたどる著者の胸に去来する問いだ.人々と出会い,自然の厳しさに打たれつつ歩む巡礼行を,心に浮かぶ名句,名歌を散りばめて綴る連作エッセイ.