あらすじ日本語と英語を往き還りする醍醐味を,これほど堪能できる書物がかつてあったろうか.英語を母語とし,中国語をつかいこなし,日本語で創作する稀有な作家の感性が,誰しもが耳慣れた万葉のことばを新たな相貌のもとによみがえらせる.約50首の対訳それぞれに作家独自のエッセイを付す,「世界文学としての万葉集」決定版.