あらすじマザー・グースの成立には,フランス革命や中流階級の台頭など,18,19世紀の社会事情が色濃く反映している.著者は,従来の文学研究の域を超えて社会学の方法を導入し,迷信的な世界観と近代的道徳観との相克を背景とする民衆文芸の形成過程を,膨大な一次資料から解き明かした.イギリス文学の新しい読みを提示する画期的な書.