あらすじ哲学はいつも,おそらく誰もが一度は考えたことがあるような問いから出発する.しかしその問いはまだ種にすぎない.種が豊かな実りの時を迎えるにはどのように考え続ければよいのか.常識から出発する,思考実験する,論理的思考を育む,哲学史との関係を捉える・・・・・・,その方法,巧みなやり方を探りながら,哲学とは一体何をすることなのか,また哲学者は何を目指しているのかを,明快に描く.