月刊誌『科学』は1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊された総合科学雑誌です。第一線の研究者がみずから執筆し、科学に関心を寄せる多様なバックグラウンドの読者に向けて、高度な研究成果を紹介することが、創刊以来変わらない本誌の大きな特徴です。純粋に知的好奇心をかきたてる話題から、社会との関わりの深い話題まで、幅広く取り上げます。
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【特集】ゲームするAI
ゲームAI研究の歴史と展望・・・・・・伊藤毅志
デジタルゲームの人工知能・・・・・・三宅陽一郎
データサイエンティストはカーリングをどう見るか?・・・・・・桝井文人
人間らしいゲームAI,人間と協力できるゲームAI・・・・・・池田心
[巻頭エッセイ]
過去を未来へ:植物標本の科学的意義・・・・・・村上哲明
光合成進化の謎に迫る驚異の細菌の培養――革新的な共同研究を通じた予期せぬ発見・・・・・・ジャックソン マコト ツジ・福井学
がんとは何か――分子からのアプローチ7(最終回)・・・・・・野田亮
[連載]
言語研究者,ユーラシアを彷徨う3 ライバルは幕府隠密――ウルチャ語の調査・・・・・・風間伸次郎
3.11以後の科学リテラシー141・・・・・・牧野淳一郎
日常身辺の確率的諸問題8 水割りワインの濃さの確率とは?・・・・・・原啓介
人間の言語能力とは何か――生成文法からの問い【番外編4】
〈鼎談〉言語学と機械学習の「共闘」は可能か?(後編)・・・・・・折田奈甫・窪田悠介・次田瞬
[科学通信]
日本における基盤的研究費の重要性・・・・・・後藤由季子
ニホンオオカミから探るイヌの起源・・・・・・寺井洋平
2010年代に顕著になった日本周辺の魚類の小型化・・・・・・伊藤進一
気候変動が脅かす人と自然のつながり・・・・・・曽我昌史
次号予告
表紙デザイン=佐藤篤司