月刊誌『科学』は1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊された総合科学雑誌です。第一線の研究者がみずから執筆し、科学に関心を寄せる多様なバックグラウンドの読者に向けて、高度な研究成果を紹介することが、創刊以来変わらない本誌の大きな特徴です。純粋に知的好奇心をかきたてる話題から、社会との関わりの深い話題まで、幅広く取り上げます。
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特集 海底から地球の未来を探求する――海洋底掘削科学の新展開
海底から地球の未来を探求する――海洋底掘削科学の新展開・・・・・・道林克禎
海洋マントル掘削――マントルからわかること,マントルまでにわかること・・・・・・森下知晃
震源域の物質から探る巨大地震とスロー地震の発生メカニズム・・・・・・氏家恒太郎
掘削・孔内観測網による巨大地震の描像・・・・・・木下正高
IODP乗船体験記・・・・・・神谷奈々
海底下に広がる微生物のすみか――どこまでつづき,なぜそこにいるのか?・・・・・・諸野祐樹
微化石から読み解く海洋環境――過去・現在,そして未来・・・・・・黒柳あずみ
太古の気候変動はどこまでわかったか?・・・・・・黒田潤一郎
海洋科学掘削の将来――Enabling Elements:成功に導く要素・・・・・・江口暢久
地球科学に新しい風を吹き込んできた海洋底掘削科学・・・・・・木村 学
[巻頭エッセイ]
掘削科学の未来・・・・・・川幡穂高
三体核力――実験からのアプローチ・・・・・・関口仁子
中性子星は三体力が際立った「巨大な原子核」か・・・・・・飯田 圭・鷹野正利・田島裕之
デジタルツイン×AIが世界を変える・・・・・・新熊亮一
[連載]
竹取工学物語2 ?の「節」がもつ?学的役割・・・・・・佐藤太裕
数学者の思案5 日米大学の数学授業・・・・・・河東泰之
これは「復興」ですか?67 消えた「まち」の避難指示解除・・・・・・豊田直巳
リュウグウのささやきを聴く2 石をとる・・・・・・橘 省吾
3.11以後の科学リテラシー117・・・・・・牧野淳一郎
[科学通信]
桜島2022年7月噴火クライシス・・・・・・井村隆介
50年前には
次号予告