あらすじ火焔山の炎をおさめ,祭賽国を乱す妖怪をとらえ,道々,恩沢をもたらしつつ歩を進める一行の行く手にたちはだかるは荊棘嶺.八戒はおおまぐわを振り回し,悟空とともにいばらをかきわけ,夜を日に継いで師匠を導く.またも日が暮れかかるころ,折よくあらわれた廟の前で馬を降りた三蔵を,一陣の妖風がさらう.改版.全10冊.