あらすじ明治から昭和の日本詩の世界において圧倒的な影響力を持ち,今も多くの人々に愛される巨人北原白秋(1885-1942).上巻には若き白秋が鮮烈にデビューした初期の詩集──華麗な『邪宗門』と情感あふれる『思ひ出』を,下巻には清明な気品に満ちた『水墨集』『海豹の雲』を中心とする後半期の円熟白秋の詩集を収める.