あらすじ「それでは,どうしても悪魔は存在しないと言うのですか?」首は転がり,黒猫はしゃべり,ルーブル札が雨と降る.黄色い花を抱えた運命の女,ゴルゴタを焼く灼熱の太陽……春のモスクワを舞台にブルガーコフ(1891-1940)が描く,20世紀ロシア最大の奇想小説,物語のるつぼの底に待つのは何か?――「私につづけ,読者よ.」(全2冊)