あらすじ英文学者・夏目漱石の仕事がもっと読まれてよいのではないか.本書はもと「十八世紀英文学」のテーマで行われた講義であって,漱石は日本人としての主体を鋭く自覚し,また堂々と貫きながら十八世紀イギリスの作家と作品に,その社会に切りこんでいった.外国文学に関心をもつあらゆる人の必読書. (解説 平井正穂)