あらすじ倫敦の孤灯の下で文学とは何か問い続け,研究ノートを唯一の財産に帰国した後の帝大講義録.F+fなる恐るべき公式を提唱し,世界文学の内容を片端から引用して読んでみせ,書く方法の発見へと誘う.社会,心理,科学,芸術,道徳など多彩な視点から文学の巨像をとらえ,漱石は文豪への道を踏み出す.【注解=亀井俊介】