あらすじ国際政治学は「モーゲンソーとの対話」の歴史である.あるがままの人間を観察すれば,政治はつねに権力闘争である,という命題に行きつく.人間性についての怜悧な仮説に基づくモーゲンソー(1904―80)の現実主義とは何か.国家の外交に「力」と「国益」という概念の導入を主張した,二十世紀国際政治学の古典的名著.(全三冊)