あらすじ分配された土地と住民を返上し、インディオ救済を目ざして本国に赴いた司祭ラス・カサスが対峙する最強の相手は国王の顧問会議であった。その彼らが征服戦争を正当化すべく作成したインディオ向けの勧降文を筆者が歴史家として全面的に批判するくだりは圧巻である。