あらすじ第二次航海でエスパニョーラ島に到着したコロンブスが、自然の道理と人間の法に背いてはじめた事業の本質が問われる。キリスト教徒にインディオを分配するというインディアス全体を荒廃させる制度の創案者となるコロンブス兄弟の「無知盲目」の芽を筆者は見逃さない。