2008年に他界した、アメリカの絵本作家であり、ガーデナーであり、
人形作家であるターシャ・テューダー。
50歳を超えてから19世紀の農村の自給自足の暮らしに憧れて、
バーモント州へ移住。広大な庭で季節の花々を育て、
なるべく電力を使わないライフスタイルを貫きました。
彼女の生き方や言葉は、世界中の人々に感銘を与え、日本でもたくさんのファンがいます。
そして、そのファンのなかには、ターシャの暮らし・言葉を実践している人たちも。
もちろん、ターシャとまったく同じ暮らしができるわけではありません。
それでもターシャのメッセージを胸に抱いて、日々の暮らしを楽しんでいらっしゃいます。
本書では、ターシャを愛し、そして影響を受けた10人の暮らしをご紹介しています。
ガーデナー、移住、カントリードール、そして芸術。
それぞれ、自分たちなりのターシャを胸に抱いて、1日1日を大切に生きていらっしゃるのです。
毎日を心から楽しむその生き方は、きっと、この本を手にとってくださったみなさまへの
素敵なメッセージとなるはず。
〈内容〉
翻訳家・食野雅子さん「ターシャとの出会いは宝」
ターシャ・テューダー基礎知識
第一章■庭を育てて20年。いつしか「秋田のターシャ」と呼ばれて/佐々木利子さん
第二章■りんごを栽培しながら庭づくりの「好き」を楽しみたい/熊井智恵子さん
第三章■つらい時期の支えは庭と家族と友人たち、そしてターシャの生き方/佐々木みゆきさん
第四章■難病とのつき合い方も育児と庭づくりもターシャの言葉を胸に/山崎亮子さん
Handmade Column|蜜ろうキャンドルの作り方
第五章■人生を楽しむため50代で理想の地へ移住し、自力で家を建築/植木純恵さん・竹光さんご夫妻
第六章■団地のベランダで植物に癒やされ、すべてに愛情を注ぐ/毛塚千代さん
第七章■田舎暮らしを心から楽しみながら可愛いおばあちゃんに/大谷基栄子さん
第八章■無謀といわれた挑戦も「好き」を貫いたことで今がいちばん幸せ/宮野典子さん・和典さんご夫妻
第九章■自分の楽しみを「創り」だすためにフランスへ/木蓮さん