種牡馬や繁殖牝馬になる他、乗用馬になったり、功労馬として飼養される馬がいたりなど、競走馬の引退後のキャリアや余生については馬によってさまざまです。そんな引退した馬の行く末について、近年強い関心が持たれるようになり、再雇用や牧場への受け入れ体制など環境整備も進み、引退した後も競走馬を応援し支援する競馬ファンも多くなっています。本書では著名馬の引退後にスポットを当て、繋養先でどのように過ごしている(いた)のか、現役時代との違いやエピソードなどなど、関係者への取材を基に「第二・第三の馬生」の様子を掘り下げ、引退馬を取り巻く環境なども合わせて紹介していきます。