あらすじ吉本家は、薄氷を踏むような〝家族〞だった。戦後思想界の巨人と呼ばれる、父・吉本隆明。小説家の妹・吉本ばなな。そして俳人であった母・吉本和子――いったい4人はどんな家族だったのか。長女・ハルノ宵子が、父とのエピソードを軸に、家族のこと、父と関わりのあった人たちのことなどを思い出すかぎり綴る。『吉本隆明全集』の月報で大好評の連載を、加筆・修正のうえ単行本化。吉本ばななとの姉妹対談(語りおろし)なども収録する。