今流行するボードゲームこそが、属性や能力主義による社会の分断を乗り越える「共存の哲学」である? 気鋭の評論家が各分野の専門家を招き対戦しつつ、普及活動のパイオニアと共に考える。三宅香帆、辻田真佐憲、安田洋祐、小川さやか、安田峰俊、三牧聖子、豪華6名の各分野の第一人者による、ボードゲーム体験記も収録!「そういえば、小さい頃『人生ゲーム』をやったっけ」「最近、妙に色々なところで見かけるけれど、流行っているの?」で終わっては、もったいない!プレイする束の間、「個人の属性」も「能力の違い」もリセットする、遊戯(ゆげ)の力が、必ずこれから、誰もが一緒に〈楽しめる〉社会をつくっていく。ブームの深層を読み解くーー「ボードゲーム哲学」、ここに誕生!