炎を扱うことに開眼したシバは、風精(ジルフェ)を操り、父・モーリスを殺した盗賊ジオから逃れ、ラノス(モーリスの魔術の師)の元に辿り着く。ラノスから人間としての幸の薄い魔術師になることを止め、普通の人間として生きる道があることを説かれるが、シバは自らの意志で魔術師となることを選ぶ。晴れてラノスに弟子入りを許されたシバは、魔術師になるための修業を始める。そして、成長したシバは修業の途中、盗賊団の首領の息子・リザドの妹、ライラと出会い、その黒髪に驚くが……。少年から青年へと魔術師として成長していくシバの姿を描いた、シリーズ第5弾!!