先行きが不透明な状況に適応しながら、新しいことを素早く、そしてやり続けるためには、個人の力では限界がある。そこで必要となるのがチームの力だ。チームとして連携することで、目まぐるしく変わる状況に適応し、個人では達成できないような成果を上げられる。このチームの重要性はかつてないほど高まっている。しかし、実際にチームをうまく機能させるのは一筋縄ではいかない。本書では日米で10年以上チームワークを研究してきた筆者が、チームとは何か、そしてチームが機能するとはどのようなことかを論じる。そのうえで、チーム内やチーム間での連携を深め、成果につなげる方法を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。