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ロングセラー『イラスト・クライミング』の著者による画期的な読図練習のテキスト。
道迷いによる遭難事故が毎年のように頻発していることもあり、地図読みをきちんと覚えたいという登山愛好者は多い。書店のアウトドアコーナーには、読図関連の本がたくさん並んでいるが、本書は次のような特長を持つつくりになっている。
1.演習(ドリル)に重点を置いた編集。実際に地形図を使って「問いと答え」の演習を繰り返すなかで、無理なく読図が習得できるような流れになっている。
2.できるだけ文字を減らし、イラストを多用することで地形を視覚的に理解できる。
3.「この地形のどこで・どのように迷ったか」。その具体例を地形図上で数多く示し、道迷いのメカニズムと教訓を解説。
イラスト中心という見せ方の本書は、読図練習の最良のテキストといえる。