あらすじ『方法叙説』の精読を通し、デカルトを嚆矢とするフランス哲学はもとより、西欧の言語及び西欧人の思惟の根底に迫ろうとする画期的な試みである。本書は、フランス哲学だけでなく、広く西欧の言語と思想に関心をもつ読者への最良の入門書となるはずである。 (支倉崇晴 東京大名誉教授)