この国の政治はどこまで劣化するのか?
「小沢一郎の知恵袋」と称された平野貞夫が「保守本流」の立場から、政治の裏表を読み解き、日本の未来に警鐘を鳴らす!
“戦争をなくし、暮らしを護る” これこそが政治の果たすべき役割である。
<本書の内容>
◆プロローグ 森友公文書改ざん問題 -議会民主政治を破壊した自由民主党-
◆わが輩は保守本流である
(3度目は“遺言”/「左翼の人」?/アニミズムとアナーキズムの土地/平野家のトラウマ/学歴詐称して国会の雑巾がけに/共産党についての吉田茂の予言)
◆保守本流とは 政治における本流と亜流
(「conservatism」の誤訳/エドマンド・バークの「保守主義」/政治における本流と亜流/龍馬の「習合主義-四観三元論」/太陽と月と星の三位一体信仰)
◆保守本流からの警鐘(1) -政治・国会劣化の原因-
(野中広務さんの思い出/政治のあり方をいかに考えるか/政治における正義を実現する仕組み/日本の議会政治の段階的劣化・第一期劣化/第二期劣化/第三期劣化/陸山会謀略事件の総括)
◆保守本流からの警鐘(2) -憲法9条問題-
(中曽根さんから逃げ回る/これまでの9条護憲運動の限界/「憲法9条の霊性」を考えよう/日本人の潜在意識にある9条の先行形態)
◆保守本流からの警鐘(3) -野党協力問題-
(自壊した野党協力体制/「4野党協力の崩壊」の原因/小沢さんからの相談「前原に大人の常識を教えたい」/偏差値競争的「小児性生活習慣病」からの卒業を/「野党協力」を成功させるために/「ロシア革命100年・不破哲三インタビュー」を読んで)
◆結語 21世紀の基本問題を考える -「東アジア非戦構想」に向けて-
◆【附論】日本人が議会民主政治に馴染めない原因は「教育勅語」にあり