「あなたがたの10年後のライバルはホンダでも三菱でもなく、アメリカにあるIT企業ですよ」10年前のトヨタにこう話しても、誰が耳を傾けただろうか。今、社会は第4次産業革命と呼ばれる新たなる変動の段階にある。本書では現代社会を動きながら変化している「動態」と見なし、それに対応するための能力「動態視力」の必要性を主張している。アスリートがコンマゼロ秒以下で変化に対応するように、目先に現れた変化に即座に対応する反射神経が全ての経営者と生活者に求められるだろう。変化対応の強い意思と、習慣化の必要性を説く。