※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
物理化学は抽象的でわかりづらい。しかも高校で教わる内容と大学で教わる内容にギャップがある。そのうえ、大学で教わって初めて理解できるようなことがらが、高校教科書にもどんどん入ってきている。どうしたら克服できるのか。
長年にわたり大学で物理化学を教えてきた大学教員と、高校生にどうやって物理化学を理解させるか日々工夫を凝らす高校教員のコラボにより、「高校生の疑問に、大学で教える内容で、高校生にも理解できる」まったく新しい教科書が誕生した。化学を深く探究したい高校生、授業についていけない大学生、新課程の内容を整理・復習したい高校教員に、強く推薦したい。
<量子化学>
1.どうして波動関数を考える必要があるのか
2.どのようにして波動関数を求めるのか
3.どうして波動関数に量子数が現れるのか
4.どうして電子スピンの概念が必要なのか
5.どのようにして分子の波動関数を求めるのか
<化学熱力学>
1.どうして融点や沸点で二つの相が共存できるのか
2.どうして2種類の気体を混合するとエントロピーが増えるのか
3.どうして希薄溶液の沸点は上昇し、凝固点は降下するのか
4.どのようにして化学平衡の平衡定数を求めるのか
5.どのようにして化学電池の標準電極電位(起電力)を求めるのか