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読者が省略された“行間”にある推論の過程をおぎない“埋める”ことができるように、式の導出を丁寧に記述した入門書。全24節で構成されており、1節90分の講義テキストとしても使いやすい。
【本書の特徴]
●多くの大学の微分積分の授業に準拠し、1変数関数の微分→1変数関数の積分→多変数関数の微分→多変数関数の積分という流れで構成した。
●1変数関数の微分の前に1変数関数の極限の章を、多変数関数の微分の前に多変数関数の極限の章をそれぞれ独立して設けた。
●物理や工学でよく登場するガンマ関数やベータ関数についても、関連する事項を平易にまとめた。
●理解を助けるための図を多数おさめ、ポイントとなる部分に色をつけた(2色刷)。
●精選された問題の反復練習で基礎を身につけてほしいという考えから、冒頭に問題のチェックリストを用意した。
●節末問題を「確認問題」「基本問題」「チャレンジ問題」の3段構成にした。とくに「確認問題」や穴埋め問題を多く取り入れ、読者が手を動かしやすくなるようにした。
●節末問題の解答について、丁寧で詳細な解答を巻末に載せた。自習学習に役立ててほしい。
※本書は、理工系学科の大学生を読者層として想定しているため、数学系の学科で必須とされる極限に関する厳密な議論(ε-δ論法)は盛り込んでいません。