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理工系の大学1年生を念頭に、それぞれの専門分野に進む前に身に付けておいてもらいたい「物理学の基礎」について執筆した。内容としては、古典物理学の3本柱である力学・熱力学・電磁気学に焦点をあて、その論理体系をスモールステップで平易に丁寧に解説した。物理学の初学者はもちろん、高等学校で物理を履修した方、あるいは既に大学で物理学を学んだ方にとっても、物理学を基礎から出発(再出発)して、大学標準レベルの物理学を習得でき、しっかりとした「物理的思考」を身に付けることができる教科書である。なお、演習問題の略解の補足説明と各章の補充問題を裳華房Webサイト上に用意した。
◆本書のポイント◆
◎専門課程に進むと数式に微分積分が用いられることを考慮し、本書ではあえて微分積分を避けずに用いて解説した。
◎必要となる数学についても、物理学を学びながら習得できるように配慮した。
◎中学校や高等学校の教科書に登場するような基本的な用語であっても定義と意味を詳しく解説した。
◎読者が親しみをもって学んでもらえるように、物理学の発展に貢献した先人らの似顔絵を随所に掲載した。