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工学部の初学年向けに行ってきた、著者の長年の講義経験に基づいて執筆された力学の教科書・参考書。本書の特徴は以下の通りである。
●章のはじめに「学習目標」と「キーワード」、章末問題の前に「まとめ」を設けた。
●出発点を、用語の意味が理解できることと、力の図示ができるところからはじめた。
●数学的な取扱いの説明に関しては、本文中において初出のところで基本からていねいに解説し、必要最小限の数学にとどめた。
●式展開はできるだけ式変形が理解できるように段階的に行い、その本質を説明する図および解説を併記して理解しやすいようにした。
●例題は、本文を理解するために必要な基本的なものを選んだ。
●類題には、現実的な数値で計算を行う問題も取り入れて、実際の物理量を単位と共に実感できるようにした。
●章末問題は、例題や類題に収まりきらないが一度は解いておくべき問題の他、腕試しができるように少し高度な問題も含めた。