12万部突破で話題となった『老人の取扱説明書』が
図やイラストが多く、大きく見やすくなって登場!
老人の困った行動に対して、
・周囲はどうすればいいのか
・老人本人は何をすればいいのか
を突き詰めて1冊にまとめました。
どれも簡単で、すぐに実行に移せる方法です。
まずは、老人の困った行動の原因を
「認知症」や「頑固な性格」だと思わないこと。
実は、ここからすべては、はじまります。
「同じ話を何度もする」
「せっかく作った料理に、醤油やソースをドボドボとかける」
「赤信号でも平気で渡る」
…、
高齢者にこんな行動をされて困ったことはありませんか?
老いた親をはじめ、周囲の高齢者に対して、です。
すると、こう考えると思います。
「認知症がはじまったから」
「価値観が古く、新しいことを受け入れない頑固者だから」
「若い人へのひがみが多くて、性格が悪くなっているから」
確かにこういった可能性もありますが、
ほとんどは全然別の原因により、困った行動を起こしているのです。
しかも、これらの原因は、老化することで誰でも遭遇してしまいます。
本書は、老化とはどういった現象なのかを医学的に明らかにし、
実際に高齢者にどう接すればいいのか、
そして、高齢者本人はどういう行動を起こせばいいのかを解説しています。
現役の医師であり医学博士の著者・平松類先生が、
診療で10万人以上の高齢者と接してきた経験に加え、
国内外の膨大な医学論文やデータを読みあさって得た知識を総動員してまとめました。
従来のこういった本といえば、認知症や老人の心理にとどまるものがほとんどでしたが、
体の細部にまで踏み込んだのは、本書がはじめてです。