虫歯が早死を招く。
決して大げさに言っているのではありません。
日本人の3大疾病は今や、「がん」「心臓病」そして「脳疾患」に代わって「肺炎」になり、肺炎で亡くなる日本人は毎年10万人に及びます。
死すら招く肺炎が、歯周病菌をなくすことで防げるのです。
その他にも、口内の細菌によって、糖尿病、高血圧、脂肪肝などの成人病や認知症、寝たきりなどの人間の生死に直結する病を発症することが近年、知られるようになったのです。
つまり、歯、そして口をきれいにすることで、これら生死にもかかわる病気を予防・改善できるのです。
そこで本書は、口内洗浄をすることで、健康で長生きできる方法をわかりやすく解説します。
「毎日歯を磨けばいいだけじゃないの?」
こう思われるかもしれません。
実はそれ、大間違いです。
磨き方によっては歯を余計に痛めて、虫歯を招いてしまうことだってあるからです。
正解は、「歯を磨く」ではなく、細菌やその温床となる食べかすの除去である「プラークコントロール」なのです。
そこで本書ではまず、正しく簡単な「プラークコントロール」を解説します。
たった2分で終わる、非常に簡単な方法ですので、ぜひお試しください。
さらに、普段から口を清潔で健康にするための
簡単な体操も紹介。
そして、口を健やかにするための、食事の話もします。
ちょっと工夫するだけの非常に簡単な方法ですので、ご安心ください。
しかも、美容や若返りにもつながる、とっておきの体操です!
口は“自分でいじれる唯一の内臓”です。
本書で、口を正しくきれいにし、丈夫にすることで、いつまでも健康に長生きし、
おいしく食事が続けられることを願っております。