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当然のことですが、本書はプラグインの使用を否定するものではありません。
jQueryの各メソッドやイベントアクションを今よりもう少し理解して、プラグインを使用する必要がない場面では、必要最低限の動作に抑えたプログラムを自前で実装し、効率的かつ効果的にjQueryを活用できるようになることを目的としています。
また、jQueryのさまざまなAPIを知ることによって今まで使用していたプラグインの中身を読み解くことができると、機能追加などのカスタマイズや、不要な動作を削ることによる軽量化も可能になります。
■本書の構造
本書はPART01、PART02合わせて30のCHAPTERで構成されています。
PART01ではテクニックを紹介することに主眼を置いた比較的短いスクリプトを、PART02ではプラグインを利用して実装するような長いスクリプトを使って解説を進めます。
各CHAPTERは「テクニカルノート」と「サンプルの解説」に分かれています。「テクニカルノート」には、そのCHAPTERのサンプルで使用しているjQuery APIのうち、入門書ではあまり取り上げられないものを中心に、現場におけるちょっとしたテクニックとともに紹介しています。
「サンプルの解説」では、Web制作の現場でよく使う基本的な動作を行うサンプルに沿って、クリックやマウスオーバー、スクロールといった各種イベント操作から、要素の値の取得方法や判別方法、取得した値を扱うためのテクニックを、流れに沿って詳しく解説していきます。
■対象読者
・jQueryの入門書は読み終えた人
・プラグインを使えばそこそこのUIを実装できる人
・既存のjQueryサンプル集の解説がわかりにくいと思っている人